アイドルの要件~岡田准一はアイドルか?
渋谷ヒカリエの前のサイネージで「おーいお茶」のCMが流れている。
その中で三浦春馬も出ているのだけど、
三浦春馬、最近、変わってきたなという印象。
ドラマ「私を離さないで」でもそう感じた。「君に届け」の時にあの光り輝く笑顔ではない。まあ、大人になったということなのだろうけど、でも違和感がある。この違和感、以前、妻夫木聡にも感じたことがある。
妻夫木も春馬もアイドル以上のかわいいルックスをしているのだけど、突然、アイドルじゃなくなっている。大人になったという以上のアイドル臭のなさである。
これは年齢ではなくて、自己意識の変化なんだろうな。
演技を評価されたくて、アイドルなんて言われたくなくて。自分の中でそういう意識を持ち出すと、きっとこうなっていくのだろう、という変化。
かっこいい!なんて言われなくてもいいから、演技派て言われたいのだろうな。
「子供しか見ないようなくだらない恋愛ドラマはしたくない」って思ってるだろうな、きっと。
年齢を重ねても、藤木直人は、まだまだアイドル臭がある。この人は「子供だましの恋愛ドラマでもかっこいい役ならやる」って思ってるのかもしれない。
このアイドル臭、私は大好き。アイドルじゃなくなって、演技派、実力派になってしまったイケメンなんてまるで興味なし。
演技力なんていらない。深夜のドラマで演技力ゼロのボー読みの演技みせてるイケメンのほうが絶対的にときめく。
このアイドル臭。「上手に演技する」よりも自分をかっこよく見せるっていうことに意識が向いているのかもしれない。だから、キムタクもずっとアイドル臭がする。ジャニーズはその点は教えこまれているのか、ジャニーズというアイデンティティなのか、いつまでもアイドル臭がする。
でも、岡田准一はどうか?
日本を代表する俳優で、ストイックな肉体派。
でも、やはり彼からもアイドル臭がする。決め顔で「かっこよさ」をみせてくれる。
このいつも、かっこいいアイドルショットをみせてくれるが、今や演技派の彼だから、アイドル臭が薄れていってしまうのかもしれない。それは惜しい。
アイドルとは「自分がアイドルという自意識を持ち、アイドルらしい決め顔をする」ことが要件だ。だから、「役者」だの「俳優」だなんて、アイデンティティを持たないで、ずっとずっとアイドルだと思っていてほしい。
岡田くん、実際のところは、自分のことをどう思っているんだろうか?
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