「かわいい」の末路を考える。千葉雄大から岩橋玄樹とか
映画「帝一の國」を観てきた。予想以上に面白かった。
もちろん、主演の菅田将暉のマンガから抜け出たような演技は圧巻だが、
とてもおいしい役は、やはり、志尊淳だろう。
あのホモっぽい女の子っぽい立ち位置にいる男子を嫌いな女子は少ない。
(もちろん、美形に限るけど)
新旧かわいいで 旧 千葉雄大 新 志尊淳と言われていた。
個人的には千葉雄大のほうが圧倒的にかわいいとは思うけど。
このかわいい男の子路線って、最近、何人も出てきた。
最初にかわいい路線って思ったのは瀬戸康史だったけど、彼は路線変更に成功して、かわいい感じのイケメンの大人に成長した。
千葉雄大もかわいさを残しながら、悪役もできる大人の雰囲気も持てるかわいさも持てる俳優だ。かわいいだけじゃないので、今後もきっと大丈夫だろう。
さて、ジャニーズをみてみると、
この自らかわいい路線で売っているのは、圧倒的に岩橋玄樹だ。
今日の少クラでも、「かわいい」とか「ガールフレンド」とか言われていて、
女の子らしいかわいさで売っていきたいのだろう。本人も。
確かにね。好きなジュニア3年連続?とかだから、人気はあるのだろうし、
中世的なかわいさは誰がみても認めるところだろう。
しかし、そこで問題となってくるのが、
5年後、10年後だ。
10年後、30歳を過ぎたときの「かわいい」というのはどうかな?という点で、
志尊淳と岩橋玄樹はどうするのだろう?
志尊淳は、ウイキペディアによると身長178センチの高身長だし、
トッキュージャーでレッドだったヒーローだし、
きっといつかのタイミングで、男らしい大人へと変身するのだろう。
戦隊モノのレッドだった千葉雄大のように。
ジャニーズジュニア戦国時代において
「かわいい」ポジションを選択した岩橋の戦略はすごくよくわかる。
それで彼は今の人気を獲得した。
しかし、人は大人になる。
少年の時に許された、いや、むしろ人気の記号である「女の子らしい男の子」は、そのままでは「女っぽい男」となってしまうと、それは気持ち悪さの記号となってしまうのだ。
どうする?岩橋。
そうならないためにも、彼はやはり、アーチストっぽくいるべきなのではないかと思う。
詩を書き、もしくは曲を書き。もしくは、小説を書き、絵を描く。
カメラでもいい。
100歩譲って、タロット占いもできる、なんていうのはどうだろう?
そういう風に、少し、俗世とは乖離しているというスタンスを取り続けなければ、
「かわいい男」がいる場所は難しいような気もしてくる。
30歳になってかわいい、40歳になってかわいいと言われたいのなら。
今のポジションからどう成長をしていくのか。
そこまでを考えた戦略が彼には必要だ。
まあ、山Pも以前、「女の子っぽいと言われる顔がコンプレックスだった」と言っていたけど、いつのまにか男っぽく成長したので、杞憂かもしれませんが。