推しがいるということ。

日ごろかんじたエンタメまわりのことを!ジャニーズに偏るのは個人的嗜好です。

すべての肯定がチェリまほの世界

今週のお題「もう一度見たいドラマ」

 

あと2回で最終回となるちぇりマホこと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」がもう一度、いや、あときっと何万回もリピることになるんだろうな。

 

チェリまほは単にBLというのではなく、

いや、BLというカテゴリーではなく、SDGsとかダイバーシティとか。そんな社会の大きな流れの根底は、実はこういう優しい肯定感なんですよ、という世界の在り方を示したものだと思う。

チェリまほのストーリーについてはみなさん検索してもらうものとして、

なぜ、私が「優しい肯定感」の世界だと思うのか、それを指摘できるシーンはすごく多い。

例えば、第3話。安達が30歳までの恋愛経験なし、を伝えるシーンで「笑うなよ」という言葉に即座に「笑ってないよ」と黒沢はいう。これは原作ではないセリフ。

それから次の第5話。

お得意先の社長がなぜ不機嫌なのかわからず、安達が魔法の力を使ってその理由を探り出す、という話。原作ではその社長の不機嫌の理由がわからないけれども、ドラマでは

社長は前にヒット商品を生み出したときには、打ち合わせでモンブランを食べていたジンクスにのって、今回もモンブランが出てくるものだと思っていたのに、モンブランが出ないことに対して不機嫌になっていた。つまり、社長は黒沢たちと仕事を成功させたい、と仕事に熱い人なんだ、ということがわかる。その後もモンブランをおみやげにもらって笑顔で帰っていった。

こういう少ししか出てこない登場人物に対しても、その人たちの立場をやさしく解釈してやさしくエピソードに添えてくれるシナリオや演出が、すべての人を肯定してくれるやさしさあふれる作品となっているのだと思う。

 

原作の魅力ももちろん。素晴らしい原作をベースに、だれも傷つけない傷つかない、打でも悪くない世界を描いたドラマ。

 

何度みてもキュンキュンして、何度みても優しい気持ちになって。

あー。地味だと思っていた私の生活や私の空間が実は、すごく優しく心地いいもののような気がしてくる。

 

明日の夜ね。

どうにかシーズン2。映画化。お願いします。

そして世界平和へと導いてください。