いじられアイドル
さて、この前「嵐」のスター性として身近と書いたが
ファンからするとキムタクのスター性よりも「いじりやすさ」が
嵐には全員あると思う。
このいじりやすさというのは、
以前はお笑い芸人の特許だったようなものだけど、今やアイドルの一大要素なってきている。
例えば、キスマイが「ジャニーズなのにぶブサイク」というポイントでブレイクしたように、一種の「自分より下にみられる」感覚というか、「オレらと同じ」感を生み出している。どっちにしても距離が近さが魅力となっている。
手の届かないスターではなく、いじれるキャラクター。
この「いじられる」ポイントが提供できるか、そして受け入れられるかが
その後のアイドル活動には大きく影響する。
例えば、中山優馬の「さかなくん」に似ていると指摘されている件。
彼自身もそれを受け入れ、さかなくんの帽子をかぶってみたりと受け入れていることで、ファンも「あ、そこをいじっていいんだ」と認識し、コンサートにさかなくんのうちわをもっていったりして、「いじる」。
同様なのが、a.b.c-zの河合郁人の「フットボールアワーの後藤さんに似ている」件だろう。
何しろイケメンで売りだしてきた中山優馬が「さかなくん」に似ているのを受け入れるのは本人的にはきっと大変だったと思う。路線の変更をしなくてはならなからだ。私的にはまるで似ているとは思っていないが、さかなくんを受け入れたと同タイミングで、モノマネキャラも前面に出してきて、中山優馬第2シーズン到来というカンジだ。
さて、今、大人気のHey Say JUMPだが、
山田涼介くんが引っ張っていたときは、彼のカリスマ性やかっこよさで距離のあるスーパースターだった。
しかし、JUMPはいじられポイントとして伊野尾慧が開花したことでファンはいじりやすくなり、それがいまのJUMP人気につながっていると思える。
伊野尾慧のことを考えると、おそ松さんと類似している気がしてくる。
ダメで、いじりやすくて、こじらせキャラで。
さて、このいじられアイドル路線、
今やファンの女性たちは、いじりやすいアイドルを欲しているので、
(ファンの年齢が高くなったからか?)
この路線に転換してくるグループが増えてくるような気がする。
かっこよくなくていいし、ダメでいいから、アイドル的には楽かもしれない。
しかし。手の届かないキラキラ光るスター性も
スターなんだからほしい。
それをジャニーズ歴代初だと思う
全員がイケメングループ「Mr.King」に期待してしまう。
早くデビューしないかな。