職人☆堂本光一
2年ぶりのKinKi Kidsのドームツアー。初日の土曜日にいった。
時々出る光ちゃんの毒舌が、年末恒例の気持ちを思い起こさせ
なぜか実家に帰ってきたかのような懐かしさを感じた。
次の日の日曜日にも、twitterの検索によると、光ちゃんの毒舌は放たれていたようだ。
なぜか安心した。
初日、土曜日に、光ちゃんが剛のサングラスをちょっとかけて
剛が「そのままかけていたら!」というようなことを言ったのに、
「いい」といって、軽くMステのタモリの真似をしてすぐにサングラスをはずしてしまった。本当に光ちゃんらしいと思った。
光ちゃんらしい。
サングラスをかけてかっこつけている自分が恥ずかしいのだろう。
アイドルなのに。
他のジャニーズグループがいいがちな、客席に向かって「愛してるよ」も絶対に光ちゃんは言わない。(Aえgroupが言ってたのには、少しがっかりした。路線をもう少し練りなおしたほうがいいよな、と思った)
甘い言葉を投げかけ、サングラスをかけ、日常ではないかっこよさをみせてくれるアイドル。例えば亀梨和也とか。彼は本当に the アイドルだと思う。
それに比べて、そういうことをしない堂本光一。
彼は、そうではなくて、歌やダンス、ショーといった部分での素晴らしさを感嘆を提供することが自分の使命だと思っているのだろう。職人肌だ。
亀梨和也は以前、テレビでちらっと言っていたけど、家から一歩外を出る時に「アイドル・亀梨和也を作る」と。アイドル亀梨和也として誰がどこからみても、がっかりしないアイドルらしさをいつも身にまとっているべきだと自分の課し、努力を続けている。
光ちゃんは、自分をアイドルらしく見せることが究極に恥ずかしくて、それならと、ショーの素晴らしさを提供しようとして努力を続けている。
本当に両者とも素敵だなと思う。
年が明けたら、41歳になる光ちゃん。
KinKi Kidsのいいところは、ふたりとも40歳を過ぎても「痛く」ならないところだ。
変な若作りもせずに、彼ららしく、いわゆる「いい年のとりかた」をしている。
20年以上も光ちゃんを追いかけてきて、
他のアイドルのように「愛してる」と客席に言わない光ちゃんだからこそ、
信用出来る気がする。
信用出来るって、何が信用出来るのか、よくわからないけど、
この人は、ファンに黙って辞めていくようなことはしないだろう、とか
年をとったからって、手を抜いたりしないだろう、とか、そういうところだ。
さて、KinKi Kidsとしての堂本光一はしばらくお預け。
ずっと走り続ける光ちゃんを灯として、
来年も私は頑張るから。
だから、1年以内にコンサートやってね。お願い。